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すずえ日記

2017 年 9 月

左半身麻痺の方に見られる性格変容について

脳血管疾患の後遺症は、身体の自由を奪うだけでなく、日常生活に必要な様々な能力を障害します。大脳のどの部分が障害されるかによって、どのような後遺症が発生するかが変わってきます。脳の右側が障害されると、左半身麻痺が発生すると共に、「失行・失認」「性格変容」などの障害が起こることがあります。今回の勉強会では、脳神経外科の七條先生より、「失行・失認」「性格変容」についての説明を受けました。「失行」とは、意識すればするほど特定の行動がうまく出来なくなる状態を言います。たとえば服の袖の通し方が判らない(着衣失行)、最初の一歩がうまく出ず、歩き方がぎこちない(歩行失行)等があります。「失認」とは、感覚は正常なのに認識できない状態を言います。左側は見えているのですが認識できないので、左側に置いた食事には手をつけなかったり(左空間失認)、顔を洗っても歯を磨いても、右側のみで、自分の左半身の存在を忘れてしまっている場合もあります(左身体失認)。失行・失認があると周りの環境が理解できず、自分はどうしたらよいのか全く判らず「性格変容」を起してしまいます。特にご自分が病気であることを忘れてしまう(病態失認)の方は、混乱が大きく性格変容が強く出る可能性が大きいです。麻痺が強い弱いだけでなく、他にも大きな障害か存在することを学習しました。

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